久保清隆のブログ

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モロッコ旅行記②フェズ〜サハラ砂漠〜オートアトラス山脈:HISツアー

ラクダの影


モロッコ旅行記①カサブランカ〜シャウエンの続き。
次は、フェズからサハラ砂漠、そしてオートアトラス山脈越え。

目次


フェズ

夕方頃、世界最大の迷宮都市と言われるフェズへ到着。

フェズは、1000年以上続く古都。モロッコ最初のイスラム王朝の都だった。
日本で言うと京都・奈良みたいな位置づけ。

まずは陶器のお店へ。

フェズの陶器のお店

色々売っているが、ここでは何も買わなかった。

フェズの陶器のお店

その後、ホテルへ。
途中にあった噴水がきれいだった。

フェズの噴水

ホテル AL MOUNIA(アル・ムニア)へ到着。
部屋は広くて快適だった。

ホテル AL MOUNIA(アル・ムニア)の客室


翌日もフェズ観光。

王宮

きらびやかな門の広大な王宮。
一般観光客は中には入れない。
モロッコ国王がフェズに滞在するときに使われているらしい。

王宮

門がとても大きくて驚いた。上の写真の左から二番目の扉でこの大きさ。

王宮の巨大な門

次はブージュルード門へ。

ブージュルード門

ブージュルード門

ブージュルード門は、メディナ(旧市街)の入口にあり、フェズ最大の門。
メディナ散策のスタート地点で、ここから中に入ると本格的なメディナが待っている。
そして中に入ると、フェズが世界最大の迷宮都市と言われている理由がわかる。

RPGのダンジョンのような雰囲気のある道。

フェズのメディナ

フェズのメディナ

フェズのメディナ

フェズのメディナ


パンや野菜がおもむろに置いてある。

フェズのメディナの道に置かれたパン

フェズのメディナの道に置かれた野菜


カラフルな香辛料や調味料。

フェズのメディナで売られている香辛料や調味料


フェズもネコが多い。

フェズのメディナにいるネコ

フェズのメディナにいるネコ

フェズのメディナにいるネコ

次は、ブーイナニア神学校へ。

ブーイナニア神学校

ブーイナニア神学校は、14世紀にブーイナニア王によって建てられたマリーン朝最大の神学校。

幾何学模様やタイルのモザイクがきれいだった。

ブーイナニア神学校

タンネリ・ショワラ

タンネリとはフランス語でなめし革工場という意味。
ここでは、革製品ができるまでの工程を見学できる。

手作業で革を染めている。

タンネリショワラ

タンネリショワラで革を染色する人


革製品の販売もされている。

女性に人気のバブーシュ。
粗悪なものは日本のような湿度の高いところではきついニオイがするようになるらしいので要注意。

販売されているバブーシュ

革のバッグ。

販売されている革バッグ

ここで、ラクダの革のジャケットを購入した。
最初11万円と言われたが、交渉の結果、最終的に3.6万円になった。

最初に値段を言われ、「それは高い」と言うと、最低価格でいくらかを聞かれる。

そこからお互いに歩み寄り、最終価格を決定していく方式。

こちらが言う価格が低すぎると、あっさりと引き下がるらしい。モロッコの人は、どうしても売りたい、という感じではないとのこと。

フェズで購入した革ジャケット


シルク製品のお店。

ここでもシルク100%のものがとてもきれいだったので、以下の青色を購入。
3万円⇒1万円に。

フェズで販売されていたシルク製品

カラウィンモスク

カラウィン・モスクはメディナの中心。
現在、大学としても登録されている。

カラウィン・モスク


昼食はリヤドレストランでタジン料理を食べた。

リヤドレストランの内装

レストランのパンとサラダ

タジン鍋

チキンのタジン鍋は、チキンがパサパサだった。。

でも人によっては脂の乗ったものもあり、運次第。
ちょっとわけていただいたが、脂が乗ったチキンはすごく美味しかった。

ここからバスでイフレンを経由してエルフードへ向かう。


イフレン

エルフードへ向かう途中にトイレ休憩も兼ねてイフレンに立ち寄る。

イフレンはフランスの植民地だったころに保養地としてつくられた街。静かで美しくヨーロッパの雰囲気を感じさせる。

標高1650mで、モロッコのスイスとも言われている。雪が降っていて、なかなかの寒さだった。東京よりは寒い。

イフレンの街並み

イフレンの街並み

イフレンの街並み

アトラスライオンという像。
ライオンが生息していたことの証としてつくられたらしい。

ライオン


エルフード

フェズからエルフードまで408km、約7時間のはずだった。

しかし、山道が雪で通行止めになって引き返したり違うルート探したりしたので、11時間くらいかかった。

何とかホテルにたどり着けてよかった。

エルフードは、フランス軍の駐屯地として作られたらしい。
今は、砂漠へ出発するための起点となる町。

ホテルは、PALM'S HOTEL CLUB(パームスクラブ)。
夕食を食べ終えるともう23時くらい。

砂漠の近くのホテルなのであまりよくないと聞いていたが、部屋は意外にきれいでよかった。

エルフードのホテル


翌日は、メルズーガ(サハラ砂漠)で朝日を鑑賞するため、夜明け前に出発するので睡眠不足気味。


メルズーガ(サハラ砂漠)

エルフードのホテルから50kmくらいの小さな町メルズーガへ車で向かう。

夜明け前はかなり寒いので、防寒必須。気温はおそらくマイナス。

メルズーガ(サハラ砂漠)へ到着。
サハラ砂漠の星空がきれいだったので撮影。

サハラ砂漠の星空


自動車からラクダに乗りかえ、砂漠を20分くらい進んでいき、朝日鑑賞スポットへ。

ちなみにラクダに乗るのは5000円くらいだった。※ツアーでなければもうちょっと安いと思う。

歩いていくことも可能だったが、サハラ砂漠のラクダはMERSの心配もないらしく、せっかくなのでラクダに乗った。

ラクダに乗って砂丘へ

徐々に明るくなってくる。ダウンコートを着ていたが、震えるほど寒い。

ラクダに乗る場合は、乗ってるときに持つ部分が鉄でできていて非常に冷たいので、手袋は必須。

また、カメラはビニール袋やジッパーなどに入れておいたほうがよい。
砂漠の砂は細かく、風が吹いて砂が舞うとカメラが壊れてしまう。

今回は運良く風がほとんどなかったので、カメラは袋に入れずに普通に外に出して撮ることができた。

サハラ砂漠の朝焼け

サハラ砂漠の砂丘

サハラ砂漠

サハラ砂漠の日の出直前

そして、ついに日の出。感動的だった。

サハラ砂漠の日の出

サハラ砂漠の日の出

太陽をつまんでみる。

サハラ砂漠でトリック写真


現地ガイドさんと一緒に写真。

サハラ砂漠で日の出を背にガイドさんと写真撮影

太陽の上にジャンプ。

サハラ砂漠でジャンプ

ラクダとも写真を撮らせてもらったり、楽しかった。


ラクダに乗ってメルズーガへ戻る。帰る頃にはだいぶ暖かくなっていた。さすが砂漠。気温の変化が激しい。

ラクダに乗って戻る様子


ラクダの影。

サハラ砂漠にうつるラクダの影

サハラ砂漠にうつるラクダの影


エルフードのホテルへ戻り朝食。
ホテル全体が停電するというハプニングがあったが、何とか出発。

バスでトドラ渓谷へ向かう。
145km、3時間程度。

砂漠というと朝日を見た場所のような砂丘をイメージするが、砂丘はサハラ砂漠全体のほんの一部に過ぎず、実際は以下のような砂漠の部分が多いらしい。

サハラ砂漠の写真

サハラ砂漠の写真

サハラ砂漠の写真


途中、地下へもぐれる井戸があり、探検できて楽しかった。

井戸の中

井戸の中

井戸の中

井戸の中

井戸の中

井戸の中

井戸の中


このあたりで発見された化石を見せてもらった。
三葉虫やアンモナイトなど。

三葉虫の化石

アンモナイトの化石

化石


さらにまっすぐに続くカスバ街道を車で走っていく。

まっすぐに続く道

途中にあったオアシス。

オアシス

オアシス

途中で休憩。オレンジジュースがすごく美味しかった。

オレンジジュース


トドラ渓谷

トドラ渓谷に到着。
絶壁がそびえていて、予想以上のスケールに圧倒される。
ここはロッククライミングの聖地でもあるらしい。実際に登っている人も見かけた。

トドラ渓谷

トドラ渓谷

写真では伝わらないかもしれないが、すごいパワースポットだった。

トドラ渓谷付近で昼食。

トドラ渓谷付近のレストラン

ここでもタジン料理を食べた。

野菜たっぷりのタジン鍋


バスでワルザザードへ。
185km、3時間程度。

そろそろ3時間の移動くらいは普通だなという感覚になってくる。
広大な土地を進んでいく。

まっすぐに続く道

横にはカスバ。

カスバ

カスバ


ワルザザード

ワルザザードへ到着し、ホテルで宿泊。

ホテルはRIAD SALAM(リアド・サラーム)。
ワルザザードはまさかの雪。

翌日、積もるかもしれないので30分早めに出発するとの連絡を受ける。

いったん、部屋に戻ってのんびり。
ここも結構いい部屋だった。

リアドサラームの部屋

夕食を食べつつ、ツアーの人たちとお酒を飲んで楽しんだ。

シャワーはお湯が出てすごく嬉しかったが、色が茶色だった。
しかし、夕食後もう一度ためすと透明に戻っていた。よかった。


翌日、やはり雪が積もっていた。

朝食を食べて出発。
雪で外がほとんど何も見えない。

雪の降る町

バスでアイト・ベン・ハッドゥへ向かっていたが、雪のためアイト・ベン・ハッドゥへの道が封鎖されていた。。

仕方がないのでアイト・ベン・ハッドゥには行かず、そのままオートアトラスを越えてマラケシュへ向かう。

185km、4時間半の予定だったが、雪のため6時間くらいかかることになる。

バスの中から見た雪道

雪山


オートアトラス山脈

オートアトラス山脈超えはかなり大変だった。

雪

雪の林

バスの窓と景色


途中、ティシカ峠でアルガンオイル店へ。
犬も雪だらけ。

雪まみれの犬

アルガンオイルを抽出している職人さん。

アルガンオイルを抽出している職人さん

アルガンオイルの使い方。

アルガンオイルの使い方


肌に良く、シワやシミなどに効くとのことで、購入した。

サボテンのオイルも売っていて、それはアルガンオイルの4倍くらいの値段だった。
それも購入。

また山道を進む。
雪景色を楽しめるのは、ある意味ラッキーだと思いつつ、バスに揺られる。

もはや樹氷のようなものまで出現。

樹氷もどき

樹氷もどき

小川の周りも雪だらけ。

小川と雪

サボテンに雪が積もるという珍しい光景も。

雪が積もったサボテン

徐々に雪が止んで、晴れてきた。

雪と青空

雪と青空

青空と雪景色

青空と雪景色

山をくだり始めると、もう雪はすっかり止み、暖かくなってきた。

暖かくなってきた雪山

暖かくなってきた雪道

急にアフリカっぽさが出て来る。

山の雪道はとても危険だったが、ドライバーの人が頑張ってくれたおかげで、無事にマラケシュへ到着。空が青い。

マラケシュの青空


モロッコ旅行記②マラケシュ〜カサブランカに続く。