39℃くらいの高熱が出てしばらく家に引きこもっていた時があった。こういうとき、風邪なのかインフルエンザなのか自分でわかると便利。インフルエンザと風邪の違いについて大学の薬学部時代に習ったので、違いをまとめておく。
インフルエンザと風邪の違いについて
インフルエンザ | 風邪 |
---|---|
38℃以上の高熱 | 37〜38℃の微熱 |
激しい頭痛 | 軽い頭痛 |
全身の倦怠感、関節痛 | のどの痛み、くしゃみ、鼻水 |
※インフルエンザにのどの痛み、くしゃみ、鼻水がないわけではない。
インフルエンザかもと思ったら
上記から考えて、インフルエンザかも、と思ったら、早く治す近道は、すぐにマスクをつけて病院に行くこと。
マスクは自分を守るためでも周りの人を守るためでもある。
病院に行ったら、インフルエンザ検査をしてもらう。
インフルエンザの検査は、細くねじったティッシュみたいな長いものを鼻の穴から入れる。
インフルエンザウイルスは鼻の粘膜にたくさんいるので、それを採取して検査する。
この検査は、予想通りに痛い。左右で入りやすさが違う場合があるので、最初にやった方が痛くてきついと思ったら、逆の鼻に変更するのを提案してみた方がいいかもしれない。私の場合は、右は全然入らなかったが左に変えたらすんなり入っていった。
インフルエンザと診断されたら、発熱後48時間以内ならタミフルが有効なのでタミフルを処方してもらえる。病院に早く行った方がいい理由はここにある。
タミフルは、インフルエンザウイルスの増殖を防ぐ。
投与後5日間くらいでインフルエンザウイルスはほぼ完全に死滅する(感染能力がなくなるんだったかも?)が、インフルエンザの症状自体は、タミフルを飲んだ次の日にはほとんどなくなる。
しかし他者への感染の危険があるので、5日間は出勤や登校はしてはいけないことになっている。4日間何をするか考えながら病院の待ち時間を過ごそう。
※タミフルについて タミフルは、異常行動などが報告されているが、事例が少なく、 またほとんどが10代以下でしかみられないため、20代以上は 特に気にする必要はないと思う。 タミフルと異常行動の関連性は科学的には証明されておらず、 異常行動はインフルエンザ自体の作用という説もある。
このような理由から、インフルエンザかもと思ったらすぐに病院に行くのが早く治す近道。
発症後48時間を超えているとタミフルは使えないので、あとは対症療法(実際の症状を和らげる薬などをのみ、自然回復するのを待つこと)になる。
風邪にまつわる豆知識
- 寒気がするときは、熱が上がっている途中
- 温かい恰好をして寒気をできるだけ感じないようにする。
- 暑く感じ、汗が出始めたら熱が下がり始めている
- 汗を拭きとって汗が冷えて寒くならないようにする。
- 特に解熱鎮痛剤を飲むとかなりの汗がでるので汗をかいても平気な格好で、布団にはタオルを下にしいて寝た方がよいかもしれない。
- また、水分を摂取した方がよいのでスポーツドリンクやミネラルウォーターを冷蔵庫に常備しておいた方がよいかもしれない。
- 熱が高いかどうかを簡単に判断するには、お尻をさわってみる
- 冷たく感じたら熱はない。熱く感じたら熱がある。
- 喉が痛くなったら
インフルエンザ、風邪の予防方法
- 手洗い、うがいをする
- ウイルスを増殖させない。体内に取り込まないようにする。
- 手洗いは当然石鹸をつけて洗い、うがいもイソジンを使った方が当然よい。
- マスクをする
- マスクは、周りからの飛沫感染などを防止することができる。
- また、自分の吸う空気の湿度も高めることができるので、のどを乾燥から守ることができる。乾燥はウイルスを増殖しやすくしてしまう。
- 飴をなめる
- 飴をなめることで、唾液が分泌され、唾液がのどにいるウイルスたちを撃退してくれる。
- 部屋を乾燥させない
- 乾燥は、のどに悪く、またウイルスの繁殖しやすい環境でもある。
- 加湿器を利用したり、湯船にお湯を張って、お風呂のドアを全開にしておく、などの方法がある。
- 部屋を一日に一回は換気する
- 汚い空気の中にいると、感染する確率は高くなる。
- 無駄な外出は控える
- 人ごみの中に行くと、感染する確率は高くなる。外出するときはマスクを着用する。
- 睡眠と栄養を十分にとる。適度に運動をする
- 体が弱っていると感染しやすくなる。強い体を作っておくことが大切。
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