講談社から江戸川乱歩賞受賞作品『再会』を献本頂いた。
- 作者: 横関大
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/06
- メディア: 単行本
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いつもはビジネス書ばかり読んでいるけど、ミステリーも面白い。推理しながら読むので、かなり論理的思考力を使う。文章を読み進めるうちにどんどん推理が絞られて謎が解明される楽しさもあるし、自分の論理にモレがあることに気づかされて、視野が広がった感覚を得ることもある。楽しみながら熱中して論理的思考力が鍛えられていいなと思った。
今回読んだ「再会」は、以下のような帯の文章を読んで、すごく読みたいと思わされた。
全てはタイムカプセルにとじ込めた――はずだった。 誰がうそをついている? 幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。 それぞれの思い出が重なるとき、時を越えたさらなる真実が目を覚ます―!
ハードカバーで結構分厚い本(320ページくらい)なので読むのは大変かと思ったけど、面白さと読みやすさ、何重にも張りめぐらされた謎を解くカギが少しずつ出されてどんどん次の情報を知りたくなってしまう、興味をそそるストーリーで、夜中の1時くらいから読み始めたんだけどついつい夜更かしして一気に読んでしまった。
また、小学生のときの出来事を回想したり、その時の仲間と大人になって再会してストーリーが進んでいくので、自分の小学生の頃を思い出して懐かしく思ったり、小学生の頃の友達との再会を疑似体験できて、本当に会ってみたら楽しそうだなと思えてすごくよかった。
少し気になったのは、最後の方の話の流れ。物語がかけ足で展開されていて内容が薄く感じたことと、「そうだったんだ!」みたいな驚きが少なかったこと。
でも全体を通してみるとかなり面白かった。
次の作品も読んでみたいと思った。
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