リッツカールトンの元日本支社長の高野さんが、リッツカールトンで出会ったメンターに次のようなアドバイスをもらったということが、リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間に書かれていた。
「君は自分のキャリアパスをちゃんと意識しながら働いているか。どの分野でもいい。本当に成功したいのであれば、目指す収入の5%は自分に投資するくらいでなくてはだめだ。それと、もっともっとセンス(感性)を磨くことだ」
この本の中では、感性は幅広い意味で用いられている。
感性を高めるとは、気づく力を鍛えること、想像力を鍛えること。感性の高い人は、相手が望んでいることは何かに気づいたり、心情の変化に気づいたり、想像できたりする。そして、行動を起こし、相手を幸せな気持ちにできる。感性が高い人と低い人では、同じ物が見えていても得るものが全然違う。サービスに携わる人だけでなく、すべての人にとって感性を高めることは大切だと思う。
高野さんのメンターの方は、感性を高めるために、具体的に下記のようなことを勧めていた。
- 美術館で本物の絵や彫刻に触れる
- 話題のオペラやミュージカル、演劇の舞台を観る
- どんな人が、どんな格好で来ているか、観察する。どんな会話を楽しんでいるか、聞き耳を立てる。
- 会話、服装、観に着けているもの、パヒューム、などなど、感性を磨く材料は多い。
- ※立見席はジーンズ。最前列近辺の席はタキシード。
- 行ったことのない土地を訪れる
- たくさん本を読む
- スポーツなどで快適な汗を流す。これは心の健康にも大切。
- 質の高いセミナーに参加する
- メンターをたくさん探す
- ビジョンの高い人たちと時間を共有する
また、そのメンターと出張に行くと、空港に降り立ってからホテルや訪問先に到着するまでに、道路脇の大型看板を全部覚えさせられ、次の営業会議までに宣伝を出していた企業の業績を調べてレポートにしなくてはならなかったらしい。これは彼が実践していた一流のマーケティングセンスの磨き方だったのだろうと書かれていた。
いつでもどこでもセンスや感性を磨く機会はあることを肝に銘じて、普段の仕事や生活でも意識していこうと思った。
感性を高めるために役立つサイト
参考

- 作者: 高野登
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2005/09/06
- メディア: 単行本
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