久保清隆のブログ

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新製品「Xperia1」「XperiaAce」イベントレポート@2019夏

SONYのスマホ「Xperia」の2019年夏モデル「Xperia1」「Xperia Ace」のタッチ&トライブロガーミーティングに参加した。
開発担当者の方から聞いたお話や実際に自分で使ってみた感想をレポート。

Xperia 1

まずはフラグシップモデルのXperia1からご紹介。

映像

Xperia1の最大の特徴であるシネマワイドディスプレイは、21:9の映画とほぼ同じ比率で、SONYのテレビ「ブラビア」で培った技術で高画質を実現した、世界初の4KHDR対応の有機EL。

画質は、スタンダードモードとクリエイターモードの2つが用意されている。
クリエイターモードでは、マスターモニターが使われており、画質が非常によい。マスターモニターとは、画質をチェックするための超高画質なモニター。
以下の写真の右がクリエイターモード。明るく鮮やかで、美しい。

映画のような迫力なのは映像だけではなくサウンドも。
実際に試聴してみたが、立体感のある音に引き込まれた。
これを実現しているのは、Xperia1に搭載されているDOLBY ATOMOS。
DOLBY ATOMOSは、映画館でも使われている音響技術で、音を3次元空間の中に配置して、その位置情報とタイミングをコントロールする。これによって、音を3次元空間からリアルに聞こえるように感じることができ、その場に自分がいるような臨場感を味わえる。
ギャラクシーやアクオスなどでもこの技術を採用しているが、Xperia1の特徴としては、SONYの開発者がDOLBY ATOMOSの開発者とともに微調整し、より映画の音に近づけている。

ゲーム

ゲームも21:9の世界で楽しめる。
普通のスマホでは映らない部分まで映っていて非常により臨場感を味わえる。

また、ゲームエンハンサーを搭載している。
メッセージなどの通知をオフにしてゲームに集中できる環境になっていたり、メモリ解放することでゲームの動作を早くしたり、ゲームをしながら攻略法の検索できたり、youtubeを横で見たり、録画してSNSでシェアできたり、とゲームを楽しむ機能が盛りだくさん。

情報量

1画面の情報量がアップしている。
SNSやWEBを1画面で広く見ることができるので、スクロールが少なくてすむ。

また、マルチウィンドウが使いやすくなっている。
Googleアシスタントから簡単に起動できる。
例えば地図を見ながらLINEをしたり、英語の記事を読みながら知らない単語を検索したり、非常に便利になっている。


デザイン

6.5インチでもXZ3と比較して薄くなっているので、軽くて持ちやすい。

色はパープルが人気ありそう。


カメラ

カメラはXperiaの最大の強みだと思う。
ミラーレスカメラで圧倒的シェアのソニーの強みを存分に活かしている。
Xperiaでは初となるトリプルレンズカメラを搭載。
標準レンズ、望遠レンズ、超広角レンズの3つがあるので、色々な撮影を楽しめる。

どのカメラでも画素数は同じ。
例えば自撮りを超広角で撮れるのでたくさんの人数を撮ることができる。

以下は同じ場所から3つのカメラで撮影した写真。
スマホで超広角があるのは嬉しい。迫力のある写真が撮れる。



またミラーレスカメラαの技術を用い、世界で初めてスマホで瞳AFを搭載している。
追従性も高く、ミラーレス並みにフォーカスができる。

これによって美しいポートレートを撮影できる。
連射も非常に早い。

高感度性能も過去モデルと比較して約4倍向上していて、夜景もきれいに撮れる。
XperiaとiPhoneで同じ場所から撮影し比較してみたが、違いは一目瞭然。Xperia1で撮った方が鮮やかでコントラストもきれい。

また、マニュアルでシャッター速度やISO感度を設定できるので光跡も撮影できるようになった。スマホでこの夜景写真のクオリティはすごいと思う。
※F値は変更できない。


動画撮影ではSONY独自の手ぶれ補正機能が搭載され、ブレずに撮影できる。

また今回特に面白い機能として、シネマ撮影専用機能「Cinema Pro」がある。
世界中の放送局などの映像制作を支えるソニーの映画撮影用プロフェッショナルカメラ開発チームが監修している。
これによって、映画品質の本格的なシネマ撮影を可能にし、クリエイティブな映像制作をサポートしてくれる。
毎秒24コマのフレームレート、映画用のカラー設定、マニュアルでフォーカスやISO感度を設定できる。
使いこなせると映画並みの凄い映像を制作できそう。

以下はシネマプロで撮影中のXperiaをミラーレスカメラで撮影したもの。雰囲気のある動画を簡単に撮影できる。


Xperia Ace

Xperiaからスタンダードモデルが出た。
最近は高機能ではなく、機能を絞ったリーズナブルなスマホが人気。
XperiaAceはまさにそういう感じで、必要な機能は高性能を維持したまま、それ以外の機能を削ってスリム化している。

コンパクトデザイン



約5.0インチ、FullHD+18:9ディスプレイ。
グラスファイバー強化プラスチック採用しているので頑丈。

サイドセンスという片手操作を便利にする機能もついている。
ディスプレイのサイド部のダブルタップでユーザが次に使うアプリや設定を予測し表示してくれる。


カメラ

超広角セルフィーが可能。
120度の超広角で大人数のみんな取りも背景を入れてできる。
また標準モードに切り替えれば80度となり、人物中心に撮影できる。

その他、4コマストーリーモードという4コマムービーを簡単に作れる機能や4コマフォトという4枚の連続写真を1枚にする機能などおもしろ機能が備わっている。

セルフィー以外にも普通に使うほうのカメラは高性能。
手ぶれ補正やF値1.8の明るいレンズで夜景もきれいに撮影できる。

プレミアムおまかせオートで簡単に撮影シーンに応じた設定で撮影できるので、きれいな写真が撮れる。


Xperia1による撮影体験

Xperia1を使って撮影体験をした。
今回はまだカメラが最終調整中で、新製品で撮影したデータは持ち出しNGだったので、撮影しているスマホの画面をミラーレスで撮影した。







動いても瞳AFはしっかりついていくし、目をつぶつ目をつぶっても瞳認識できている。


まとめ

Xperia1とXperia Ace、どちらも魅力的。
最近のスマホはカメラの性能を重視する人が多いが、それでいくとミラーレスカメラで圧倒的シェアを持つSonyのスマホは注目度が高い。

個人的にはXperia1のシネマプロ機能を使いたいと思いつつ、Xperia Aceの手軽さもほしいところ。
撮影をスマホでがっつり楽しみたい人はXperia1、より使いやすさを重視するならXperiaAceがオススメ。