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久保清隆のブログ

ライフハック、健康、旅行、ビジネス、広告など、役に立つような情報を書きます。

世の中の流れを理解する 〜最近よく聞くCP(コマーシャルペーパー)とは?

経済

昨日の日経新聞の『きょうのことば』は、非伝統的政策だった。
この言葉をより理解するために、CP(コマーシャルペーパー)について知っておくとよい。


最近、ニュースや新聞でよく出てくるCPとは、一言で言うと、
企業が資金調達のために発行する約束手形
でもただの約束手形じゃない。
その特徴を簡単に言うと、

    • 主に金融機関を引き受け手として発行
    • 期日は1年未満
    • 無担保(担保が不要な代わりに、発行できるのは格付けの高い優良企業だけ。)


企業が資金を調達する方法は、ほかにも

    • 増資
    • 社債の発行
    • 金融機関からの融資

などが挙げられる。


その中で、企業がCPで資金調達するメリットは、以下の2つがあげられる。

    • 機動性の高さ
      • 発行日に即日決済が可能なため、企業の急な資金需要にも対応可能。
    • 金利の低さ
      • CPの発行金利は、企業向け融資の基準となる短期プライムレートより一般的に低い。

例)09年1月の金利は、
CP(1カ月もの)=0.64%
短期プライムレート=1.475%


発行企業にとっては上記2つのメリットがある。
金融機関にとっても優良企業が発行する前提のため低リスクなので、
金融商品として販売しやすく、発行額は年々増加していた。


が、08年の9月のリーマン・ショックで状況は一変した。


大企業でも倒産する可能性がある。
リスクが高まったCPの引受けを敬遠する金融機関が増え、
CPの発行コスト(発行金利)は上昇。
08年8月に0.66%だった1カ月ものの発行平均金利は、
10月には1.03%、12月には1.34%まで上昇した。


そのため、これまでCPで資金調達を行なっていた大企業は、CPに頼れなくなり、
金融機関からの借入れに走った。
08年11月以降、CPの発行残高は前年比割れに転じた。


そこで、混乱したCP市場を正常化させるために導入されたのが、日銀によるCPの買取り。
日銀が金融機関からのCP買取りを表明することで、金融機関は安心してCPを引受けられる。
その結果、大手企業はCPを発行しやすくなる。


実際、日銀がCPの買い取りを始めてから、CPの発行平均金利はやや低下し、
CPを発行する大企業も増えてきた。


また、日銀ではCPや社債の買取りだけでなく、CPや社債を担保に金融機関に政策金利(非常に金利が低い)と同じ金利資金を融通する「企業金融支援特別オペ(公開市場操作)」なども行ない、企業の資金繰りを支援している。


中央銀行(日本では日銀)は通常、政策金利を上げ下げすることで経済活動を調節し、これを伝統的政策と呼ぶ。
一方、上記のように中央銀行がリスク資産の買取りなどで特定の市場などに影響を与えようとする政策を非伝統的政策と呼ぶ。



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