Ruby(1.8.6)で大量のデータを検索することがあったので、ハッシュと配列の検索速度はどのくらい違うのかを検証してみた。
検証用コード
※面倒なので変数名とか超適当にした。
# compare_hash_speed_with_array.rb
1 #!/usr/local/bin/ruby
2 n = 120000
3
4 a = {}
5 t1 = Time.now
6 n.times do |t|
7 a.update(t * 10000 + t => t + 123456)
8 end
9 t2 = Time.now
10 p "#{t2 - t1} sec for making hash sample"
11
12 b = []
13 t3 = Time.now
14 n.times do |t|
15 b << [t * 10000 + t, t + 123456]
16 end
17 t4 = Time.now
18 p "#{t4 - t3} sec for making array sample"
19
20 t5 = Time.now
21 n.times do |t|
22 a[t * 10000 + t]
23 end
24 t6 = Time.now
25 p "#{t6 - t5} sec by hash"
26
27 t7 = Time.now
28 n.times do |t|
29 b.assoc(t * 10000 + t)[1] #assocメソッドは、配列の配列を連想配列のように扱い、キーに対応する配列を取り出す。
30 end
31 t8 = Time.now
32 p "#{t8 - t7} sec by array using assoc"
33
34 t9 = Time.now
35 n.times do |t|
36 b[t][1] #格納される場所を知っている場合。
37 end
38 t10 = Time.now
39 p "#{t10 - t9} sec by array"
結果
# 作成速度 "0.31359 sec for making hash sample" "0.157614 sec for making array sample" # 検索速度 "0.114167 sec by hash" "1179.130342 sec by array using assoc" "0.07597 sec by array"
ハッシュと配列のassocを使ってキーの値を探した場合、ハッシュの方が圧倒的に速い。約10,000倍違う。
しかし、arrayの値の場所を知っている場合、arrayの方がハッシュより2倍速い。
ちなみに、作成はハッシュが遅い。
Rubyのハッシュテーブルの仕組みを徹底的に理解する - ザリガニが見ていた...。によると、
Rubyのハッシュは、チェイン法を用いている。
※チェイン法に関しては、http://www.geocities.jp/ky_webid/algorithm/014.htmlが参考になる。
簡単に言うと、
- データを格納する位置を、ある計算によって求め、計算の元となる数(キー)の値をデータの格納位置と直接関連付ける。
- キーの値を格納位置に変換するために使う計算式を、ハッシュ関数と呼ぶ。
- ハッシュ関数が返す値(これが格納位置になっている)をハッシュ値と呼ぶ。
- データを格納する配列をハッシュ表と呼び、その各要素をバケットと呼ぶ。
- 格納するデータは、キーとセットになっていて、このキーをハッシュ関数に渡して、格納位置を決定し、その位置へデータを格納する。
これから以下のことがわかった(推測を含む)。
- ハッシュを作ったとき、格納する位置を計算によって決めているので、中の順番はパッと見、バラバラになる。
- ハッシュは格納するときに処理を行っているので、作成に時間がかかる。
- 格納される場所がわかっているので、ハッシュは速い。
- 配列の場合、値が格納されている場所を知っていれば、ハッシュよりも場所を特定するのに時間がかからないので、ハッシュよりも速く値を取得できる。
ハッシュの中の順番に関しては、例えば、
a = {}
100.times do |t|
a.update(t=>t)
end
としたとき、aの値は、
{85 => 85, 66 => 66, 9 => 9, 47 => 47, 28 => 28, 95 => 95,・・・・}
となる。
ちゃんと理解するには、Rubyソースコード完全解説とかを参考にしつつ、ソースコードをちゃんと読む必要があるが、とりあえず感覚的に理解した。
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Rubyのポイントがシンプルにまとめられていて、Rubyへの理解が深まる。
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