「ソーシャルストリーム全盛時代だからこそ見直すブログ術 &一歩踏み出すマキコミ術」というセミナーに行ってきた。
内容は非常に面白く、たくさんの学びがあったので、しっかりまとめた。
登壇者
- コグレマサトさん (@kogure)
- いしたにまさきさん (@masakiishitani)
- 司会
- 徳力基彦さん (@tokuriki)
- ゲスト
- シックスアパート 関さん (@nseki)
- ライブドア 佐々木さん (@sasakill)
- インスパイラル成城眼鏡店 春山英樹さん (INSpiRAL(インスパイラル) 成城眼鏡店)
- 社団法人さいたま観光コンベンションビューロー 大和田昌宏さん (@saitamacvb)
- スペシャルゲスト
- 藤岡みなみさん (@fujiokaminami)
目的
- 私が参加した目的
- ブログをブラッシュアップさせるためのヒントを得る
- ブログのアクセスを増やすヒントを得る
- よりよい情報提供をできるようになる
- セミナー自体の目的
- マキコミの技術の出版記念セミナー
セミナー自体の目的を知らずに参加してしまったw
しかし、参加した目的は達成でき、それ以上のものをえられたと思う。
内容と感想
巻き込み力について
- 「マキコミの技術」の書評ブログの紹介
- マキコミの技術 - みちしるべ
- マキコミの技術を読んで、最初は完全に他人事で読んでたけど、ブログを続けるうちに、いつの間にか巻き込み、巻き込まれるようになっていた。
やっぱそういうことってあるんだなぁ。たしかに自分もブログやソーシャルメディア経由でいろいろな人と知り合いになれている気がする。
- 壇上の皆様の巻き込み力
- 徳力さん:klout 73
- 関さん:klout 70
- 佐々木さん:klout 47
- いしたにさん:klout 64
- コグレさん:klout 74
※kloutとは、TwitterやFacebookなどのアカウントの、ソーシャルメディア上の影響力をアカウントごとに示す指標。
ちなみに私のtwitterアカウント(@kbkt)のkloutは45だった。
ブログとソーシャルメディア
- 最近ブログに変化あり。ブログへのゆり戻し。
- ツイッターが流行り始めたころは、ブログ数は頭打ちになったし、ブログを書く人が減ると推測されたけど、今は伸びてる。
- 特にtumblrがかなり伸びてる。
- 書き手が増加している。
- ソーシャルからブログへという流れ
- ソーシャルメディアから始め、書き足りなくてブログを始める人がいる。
- 実は2004年ごろにも同じようなことはあった(mixi日記でいいじゃん&mixiで修行。それからブログへ。)
- 未だにブログよりもよい仕組みは出ていない。だからブログに行き着く。
私も昨年はtwitterに投稿する量が増えて、ブログを書く量がかなり減っていたが、今年はブログを書く量が増えた。twitterだとやっぱ物足りない感じはする。
- ブログ再デビュー講座からわかったこと
- 今日書くことが大切。書いていると蓄積されていく。今日書かなかったら、一年後にどうなるか?蓄積の数が桁違いになってしまう。更新頻度とグラフの面積で考えるとわかる。
- ログの力。ログをのこしていく、足跡をのこしていくと、その人が何者なのか、判断材料になる。
- 「ブログを書くのは未来の自分への投資だ」これは名言。
- 人に伝わる言葉、かつ、コンピュータが理解できる言葉で書かなければならない。人に伝わるだけでは駄目。
- どう見せたいかではなく、どう見られているか?
- 渾身の記事がうけなくて、さらっと書いた記事がヒットしたりする。どう見られているか、っていうこと。
これはたしかによくあるw
- 3ヶ月でUUが10倍になったブロガーがやったこと
- やったことは、毎日書いただけ。
- 一度毎日書き続けるという経験をしてると、一回休んでもまた再開しやすい。
- 佐々木さんの体験談
- ブログを始めた頃は、暇だったし、認められたい欲求があった。
- 書いているうちに、反応が増えてきた。アフィリエイトで本が売れたり、飲み会に誘ってもらったり。
- しばらくするとそういう喜びを忘れていたが、ブログ再デビュー講座に参加したことで、そのときの気持ちを思い出して、どんどんブログを書くようになった。
- ブログとソーシャルメディアをどう使い分けるか
- ブログのアウトソース先としてのソーシャルメディア。
- ブログへのコメントをソーシャルメディアで書く。
- 読んだ記事の内容をソーシャルメディアに簡潔にまとめる。
- ソーシャルメディアで書くと誤解されそうなものは、ブログで書く。
- ブログは、自分が書きたいことをかくのがよい。ソーシャルメディアはブログへの導線。
- ソーシャルメディアはブログのネタ元。
- ソーシャルメディアで反応の様子を見る。ちょっとソーシャルメディアに書いてみて、それで反応悪ければ書くのやめる、などの使い方。
- ブログがホーム。そこをホームとして、ソーシャルメディアなど色々なツールを使う。
ブログとソーシャルメディアの使い分けは自分の中でもはっきりとはしていないけど、良い記事の紹介やその感想はtwitterに、自分の考えをしっかり書いたり、調べたことを世の中に共有することでより社会に貢献できるかもなぁと思ったことはブログに書いている。
今日聞いた話しは、ブログとソーシャルメディアを使い分ける良いヒントになった。
- ブログをより良いホームにするためのツール、zenback
- Zenbackであなたのブログに全てのフィードバックを。
- これはかなり便利。フリーで使える。ブログにJSを埋め込める必要がある。
- はてなブログでも使える
- ブログには実名を出す
- 佐々木さんは、実名を出して社名を出して書きなさいと社員に言ってる。
- お金は知らない人に預けるのはリスキーだという時代があったけど、今は株とかで人のところに置いておいて、お金に働かせるようになった。タンス預金は機会損失になる。
- 同じように、個人情報も、外に出した方がよくなった。ここ10年で個人情報に対するメリットデメリットのバランスは変わっている。
- 知ってる情報を出すほうが、メリット大きい。機会損失になる。
これには共感。実名出したほうが得な気がしている。
- ブログで良い人に出会える
- 関さんが、あるブロガーにインタビューした時の話し。
- 社会人になったら本当の友達ができないから学生のうちにつくっておけって言われていたけど、ブログをやることで、価値観が合う多くの人と友達になれるようになった。
- ブログをやることで、色んな人と出会え、友達が増えた。
- 関さんが、あるブロガーにインタビューした時の話し。
私も友達が増えたと実感している。ブログには少なからず恩恵を得ていると思う。
ブログ、ソーシャルメディアを利用した成功事例
- 社団法人さいたま観光コンベンションビューロー 大和田昌宏さんの事例
- ソーシャルメディア、ブログをはじめようと思ったきっかけ
- 本を読んではじめた。
- 盆栽が埼玉にある。
- アップル好き。
- 盆栽アプリ作ろうと思った。(参考:さいたま市、ツイートで盆栽が育つiPhoneアプリ「つい、盆栽。」 -INTERNET Watch Watch)
- ツイッターで話題づくり。
- こつこつとバージョンアップ。
- 結構人気のアプリに。
- 日本を代表するブランドにしたい、と思って、ヨーロッパにいって盆栽を売り出す。
- 海外の人は、盆栽を美術品としてみてる。
- ツイッターで感じた変化
- 窓口が広がった。
- ブログは淡々と書いてる。
- ソーシャルメディア、ブログをはじめようと思ったきっかけ
iPhoneアプリをいきなり作るっていう発想がすごいと思った。普通できない。
盆栽アプリ気になるからやってみたい。ただ、アンドロイドアプリはまだないみたい。
世界を視野にいれてやってるとこもすごい。HPも充実している。(http://www.scvb.or.jp/)
- インスパイラル成城眼鏡店 春山英樹さんの事例
- ソーシャルメディア、ブログを始めようと思ったきっかけ
- 眼鏡が壊れて持ってくる人はいて、リピータはいた。
- 新規を増やすための取り組みをやってなかった。
- どうやればいいかよくわからなかった。
- コストはかけたくなかった。
- ブログに取り組んでみることにした。
- 毎日同じ時間に更新すると決めて、一定期間やった。
- 接客するようにブログをやってる。
- 電話では眼鏡の話は伝わらない。
- 内容をブログに写真つきで載せて書く。
- ブログを見てきたお客様は増えてる。
- ちょっと見せるのではなく、全部見せる。
- 画像+文章。がっつり書く。
これは、レバレッジが利いている良い例だと思う。
ブログのネタを自分で考えなくていいというメリットと、一人そういう疑問を持った人がいるなら他にもいるはずなので、一度ブログを書いておけば、他の人がブログでそれを発見し、顧客になる可能性があるというメリット。
ログの力が存分に発揮されている。
それにブログは人件費以外ほぼ無料でスピード感がある。
仮にDMで新規開拓などをやろうとすると、印刷、デザイン、郵送料がかかり、かなりのお金がかかる。
このブログは現在5年続いているらしい。すごい。
- コグレさんの事例
- ぱんだ2分の1の藤岡みなみさんにインタビュー([N] 【7,000字インタビュー】「PANDA 1/2」M!nam!はロックな発信者「芸能界に戻るきっかけの一つはネット」)
- 楽曲がよかったので、春先にブログ書きまくってたら、そんなに好きだったらインタビューしないか、というこえがかかった。
- 好きなものを好きだって言い続けると、いいことがある。
- 続けるからこそ、何かが起きる。
- ぱんだ2分の1の藤岡みなみさんにインタビュー([N] 【7,000字インタビュー】「PANDA 1/2」M!nam!はロックな発信者「芸能界に戻るきっかけの一つはネット」)
マキコミ力を上げるにはどうすればいいのか?
- 継続すること。
- 3年後の稽古(相撲業界の言葉。今日の稽古は3年後に勝つためにやっている)
- 未来への投資と考える。
- 続けていると、季節柄はやる記事とかがわかる。だからよいコンテンツをかけるようになる。
- 変化に気づく。変化に気づくための場所=ブログ
- アクセス解析をする。自分の場所でないとアクセス解析できないので、変化に気づけない。
- コグレさんもアクセス解析は1日に何度も見ている。
- やっていて継続した結果、今の場所にたどりついた。
- 徳力さんの感想
- 何か特集やろうと思った。
- ただ、思いつきで1回やるだけじゃだめで、続けることが大切。
まとめ
- ブログは続けることが大切。
- 自分が好きなことを書き続けると、何かを巻き込んだり、何かに巻き込まれたりして、思いがけない良いことがある。
続けるのが大切ってことは分かったとして、それでもなかなか続けられないことってあると思う。
どうやったら続けられるのかを考えたとき、1つの方法としてなぜそれをやるのかを考えることがある。
なぜブログを書くのかと考えたとき、今回聞いた成功事例、つまり「ブログを続けることで将来良いことが訪れるため」というのは、続けるための大きなモチベーションになる。
このセミナーで、ブログを続けて良かったことの実例をこれだけたくさん聞けてモチベーションが上がったので、ブログの更新頻度をもっと上げられると思った。
(その他の続けるための工夫としては、こちらも参考になると思うので紹介。行動を続けるための科学的方法と習慣のちから)
今回このような素晴らしいセミナーを開催して下さった登壇者の皆様、開場を提供して下さったデジタルハリウッドさん、セミナーに招待してくださったAMNさんに感謝しています。
参考書籍
- 作者: コグレマサト,いしたにまさき
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 41回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
お読み頂きありがとうございます。
もしブログの内容を気に入って頂けましたら、RSSリーダーの登録よろしくお願いします。
twitter@kbktもやってます。IT系の最新情報やライフハック情報をよくつぶやいています。よろしければフォローしてください。
◆◆このブログのサイトマップへ◆◆