最近お話した人の中に、お願いが上手で周りの人によく協力してもらっている人がいた。大きな夢を実現させたりするには、人からの協力は必須だと思う。そういう意味で興味深く感じたので、その要素を抽出したり、本やネットを見たりしてまとめた。また、自分もそうなれるように、工夫しようと思った点もまとめた。
人から協力してもらえる人たちの考え方
有名なアラジンの話がある。
魔法のランプをこするとランプの精、ジニーが出てきて、なんでも願いをかなえてくれる、という物語。
人は、何かやろうと思ったとき、『自分でやらなきゃ』って感じになりがち。
他人に頼みごとをするのが苦手だったり、嫌いな人は多い。
その理由は、断られたり、相手に迷惑をかけるのが怖いから。もっと言うと、相手に嫌われたり、否定されるのが怖いから。だから大抵の場合は、まだ訊いてもいないのに、「どうせ、だめだろう」とか、「忙しそうだから」とか、自分で理由を作ってお願いするのをやめてしまう。
実際、頼み下手の人は、「頼み事をすると、相手は嫌な気分になるんじゃないか」という意識が強いと思う。
成功の9ステップの著者、ジェームススキナー氏は、
『訊いてもいないのに、あきらめるな!』
と言う。
実際に、思い切って訊いてみると、意外に簡単に実現することはよくある。
自分の例で言うと、結婚式の後に車の運転の代行をお願いしようと思って代行会社に電話したらお昼はやっていないということだった。困ったなぁと思って、結婚式をしたホテルの人に車の運転の代行を呼んでもらうことはできますかとお願いしたら、丁寧に対応していただくことができた。運転代行の人が来るのに少し時間がかかったのだが、そしたら頼んでないのに駐車場料金を無料にしてくれたり、車まで荷物を運んでくれたりした。お願いすると想像した以上のことが返ってくることは結構ある。
こういうのをアラジン効果と呼ぶらしい。(参考:http://www.jamesskinner.jp/blog/?p=92)
だから、思い切ってランプをこすってお願いをしてみるという選択肢は常に頭に入れておくといいと思う。協力してもらうには、まずこのマインドが必要。これがないとそもそもお願いをできない。
人にお願いをするときのコツ
ランプのこすり方にはコツがある。
多くの夢を実現している人は、ランプのこすり方が非常に上手。ポイントは以下。
- 相手に期待する協力は何かを明確に把握すること。
- 相手とWIN-WINになるような提案をすること。
- また、きちんとそのメリットを提供する必要がある。そうすると信頼関係を築けるので、次にお願いをしたときに協力してもらいやすくなる。
- 相手の相談に親身にのってあげるとか、話をたくさん聴くとか、相手の関心のありかをさぐって欲しがっているものをプレゼントする、とか。
- 言葉はお願いの形を取っていても、立場や人間関係上、断れないほとんど強要に近いお願いがあるので注意。これをやると、願いはかなっても人間関係にヒビが入る。相手に逃げ道、断る選択の余地を与えるというのも重要(人を動かす 新装版参照)。
- お願いの良い例
- 「どうしたら、〜できますか?」
- 「〜するには、何が必要ですか?」
- 「この仕事をすると、会社の仕事の全体の流れがつかめるんですけど、やってみますか?」
- このようなお願いの仕方をすると、快く協力してくれたり、その人が直接協力できなくても、有益な情報を提供してくれる。
- お願いのあまり良くない例
- 「〜してくれませんか?」
- 「〜できませんか?」
- 「これやっておいて」
- 「私のお願い、断ったりしないよね?」
- これらは少し一方的なお願いの仕方なので、応じてもらえなかったり、人間関係が壊れたりする。
人にお願いしてみるという選択肢を忘れないために
多くの人の知恵と協力を得て、多くの夢を実現するためにも、人に協力してもらうという意識を持つことはとても重要。
その意識を忘れないようにアラジンの魔法のランプを家に置いておくことにした。
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