- 作者: 石田豊
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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MySQLの基礎の基礎が書いてある本です。
とてもわかりやすく、時間もあまりかからずに基礎的なことが学習できました。
以下要約です。
MySQLのコマンドに関しては、
ド素人のプログラミング学習記録 〜その6 MQL基礎(コマンド)
を参照。
Webアプリケーションをつくる道具
MySQL+PHP+Apache
の組み合わせが今一番多い。
理由:
- オープンソースだから無料で使える。
- スクリプトの構造がスマートだから、習熟までの時間が短い。
- 出来ることの範囲が広い。
データベースとは?
イメージ:
必要に応じて情報を取り出せる仕組み。
例)住所録など
必要なもの、こと:
- コンピュータのデータ。
- データが1件単位でばらばらになる。
- 各データのどの部分がどの意味であるかがしっかり決まっている。
この条件を満たせばデータベースと言える。
データベースのデータの構成要素
- レコード:データ1件を1レコードという。
- フィールド:レコード中にある決められた欄。
つまり、データベースがデータベースであるためには、
「データが、レコードとフィールドで構造化でき、必要に応じて取り出すことが出来る」
ことが必要である。
データベースソフトの役割
- レコード単位で表示・入力が出来る。
- 検索や並べ替えが出来る。
- データベースを活用するためのメニューが用意されている。
- 入力・表示が見やすいように画面を設計できる。など
データベースを使うシーン
住所録、日記、蔵書、CD、などなど
MySQLとは
SQL:Structured Query Language(構造化された問い合わせをする言語)
要はデータベースを操作するための言語。
Queryは直訳すると問い合わせ、命令の意。
Myの由来には、
- 開発者の娘の名前
- 個人ベースで使いやすい
という説がある。
特徴:
- MySQLは、無料で使えるデータベース。
- 使う単語はほぼ英語そのものでわかりやすい。
- 20種類程度の構文を丸暗記すれば、ほぼやりたいことが出来る。
- WindowsでもMacでも使えるオープンソースのSQLは今のところMySQLのみ。
- ※オープンソース
- ソースが公開され、誰でもそれを改変したり再配布したりすることが許されているソフト。無料で長生きという特長がある。
LAMPとは?
システム開発者の中でここ数年流行している言葉。
Linux, Apache, MySQL, PHPの頭文字をとったもの。
この組み合わせが現在、標準的な環境でしょう、という意味。
MySQLのアプリケーション化
MySQLは言語で命じた結果が言語で返ってくる。
それを表などで返すために、MySQLを使ったデータベースシステムは、
普通、他のプログラミング言語と組み合わせてアプリケーション化して使う。
例えば、画面表示や操作方法などを担当する部分を、他のプログラム言語を使って
作成する。その中にMySQLの命令を組み込む。
画面の作成は、Webブラウザをインターフェースとして使うのがはやり。
ウィンドウ設計や、その動作などを全てWebブラウザに任せる。
よって、OSの違いなども全てWebブラウザが吸収してくれる。
Apacheによるサービス提供
ApacheはオープンソースのWebサーバソフト。
Webブラウザをデータベースシステムのインターフェースとして使う場合、Webサーバが必要。
Webブラウザは、サービスを受け取る装置で、Webサーバが、サービスを提供する装置である。
HTMLとは
Hyper Text Markup Languageの略。
Webページをつくる際のルールである。
Webブラウザをデータベースのインターフェースとして使用するので、
HTML文書を作成する必要がある。
- ※HyperText
- Webページのように、表示されている文字や画像などをクリックすると、そこから他のページに移動する(リンクする)ような仕組みを備えたテキスト。
- ※Markup
- 印をつけること。ここでは、タグをつけて、見出し、表、段落、図などの要素の役割をはっきり示すこと。
PHPとは
Webページ上で動作するプログラミング言語。
HTML文書の中に書き込むんで機能させる。