JavaScriptの勉強1 〜基礎の基礎 JavaScriptの概要とscriptタグの続き。
JavaScriptの基礎勉強。
JavaScriptの最重要原則
JavaScriptを有効にできない、あるいはしない人が、スクリプト無効のブラウザを使った場合に、サイトの重要なページを読むことができないようなJavaScriptの使用は避ける。
サンドボックス
サンドボックスとは、ブラウザを動作させているコンピュータのリソースにスクリプトからはアクセスできない、保護された環境のこと。
これは、悪意をもったJavaScriptコードが実行されてしまわないようにするために考え出された。
それでもJavaScriptは安泰ではない。
開発者は、悪意がなくてもJavaScriptが脆弱になりえるということを理解しておく必要がある。
関数の定義法
function 関数名(引数1, 引数2, ...) { コード }
これで、定義した関数を呼び出せば、コードの内容が実行される。
varとスコープ(有効範囲)
varで変数を定義することで、その変数は局所的に参照可能になる(ローカル変数)。
例えば関数内で変数をvarを用いて定義すれば、その変数はその関数内でのみ有効である。
varを使わなかったら、その変数はJavaScriptライブラリ内全体から参照可能になってしまう。
コードの区切り
JavaScriptでは、コードは、「;」または「改行」で区切られる。
従って同一行内で複数のコードを書く場合は、;で区切る必要がある。
しかし、一行に一つのコードしか書かない場合でも;を付けるのは好ましい習慣である。
イベントハンドラ(Event Handler)
関数を呼び出す際、イベントハンドラの属性をつけると、そのイベントと関数を結びつけ、そのイベントが起こった時のみ、関数を実行することができる。
イベントハンドラ一覧
イベントハンドラには、以下のようなものがある。
イベントハンドラ名 | イベント内容 | 影響を受けるオブジェクト |
---|---|---|
onabort | イメージの読み込み中止時 | 画像 |
onblur | オブジェクトがフォーカスされなくなった時 | select、text、textarea |
onfocus | オブジェクトがフォーカスされた時 | select, text, textarea |
onchange | フォームの内容が変更され、フォーカスを失った時 | select、text、textarea |
onclick,ondblclick | クリック、ダブルクリックした時 | ほとんどのページ要素 |
oncontextmenu | コンテキストメニューが表示された時 | ウェブのドキュメント |
onerror | ページやイメージの読み込み失敗時 | ドキュメント、画像 |
onkeydown,onkeyup,onkeypress | キーを押した時、離した時、しばらく押したとき | |
onload | ページのロード時 | |
onmouseover | マウスカーソルが重なった時 | link |
onmouseout | マウスカーソルが離れたとき | link |
onmousedown | マウスボタンを押した時 | ほとんどの要素 |
onmouseup | マウスボタンを離した時 | ほとんどの要素 |
onselect | フォーム内でテキストが選択された時 | text、textarea |
onsubmit | submit(送信)された時 | form |
onreset | reset(取り消し)された時 | form |
onunload | ページからフォーカスがはずれた時 |
コード例
<head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" /> <title>イベントハンドラ利用</title> <script type="text/javascript"> function sayHello(){ var dt = Date(); var msg = 'Hello, World!' + dt; alert(msg); } </script> </head> <body onload="sayHello()">
これで、ページがロードされた時、sayHello関数が呼び出され、実行される。
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