MySQLのdump(ダンプ)でデータをバックアップ/復元する方法(コマンド)についてまとめた。
目次
dump(ダンプ)とは
dump(ダンプ)とは、デバッグやデータ修復のために、ファイルやメモリの内容をディスクに出力(記録、あるいは表示)すること。
データベースにおいては、データベースの情報をファイルに書き出して保存することをdump(ダンプ)と呼ぶ。これはデータベース移行の際に利用される。
dumpは、プログラムを開発する際に動作を追跡するために利用することが多い。
dumpされたファイルには、dump作成時のメモリ上のデータが丸ごと書き出される。
従って、プログラムの開発などを行う場面では、データをdumpしてデバッガに読み込ませ、プログラムの問題を分析することで、問題の原因を発見できることがある。
UNIX系OSでは、プログラムが不正終了した時に、その時点でプログラムが使っていたメモリの内容を自動的にdumpするようになっている。また、UNIX系OSにおいて、メモリを強制的に中断させて内容を書き出すことを、コアdumpと呼ぶ。
MySQL dumpでデータのバックアップを取る
特定のデータベースのみのバックアップは、以下のコマンドで行える。
mysqldump -u ユーザ名 -p DB名 > 出力先ファイル名
例えば、
mysqldump -u root -p DB名 > dump.sql
とする。
もし出力したデータが文字化けしていたら、文字コードを指定して出力する必要がある。
mysqldump --default-character-set=utf8 -u ユーザ名 -p DB名 > 出力先ファイル名
mysqldumpのバックアップは、SQLベースのバックアップが可能。存在するデータを全てSQLにして、テキスト形式に保存できる。
以下のコマンドで、全てのデータベースのバックアップが可能。
mysqldump -u root -x --all-databases > dump.sql
dumpファイルからデータを復元する
特定のデータベースのみの復元の場合は、以下のコマンドでできる。
mysql -u ユーザ名 -p DB名 < ダンプファイル名
例えば、
mysql -u root -p DB名 < dump.sql
とする。
mysqldumpの全てのデータベースのバックアップを復元するには、
mysql -u root -p < dump.sql
のように、mysqlクライアントにファイルの内容をリダイレクトするだけでよい。
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