ディスカヴァークラブ発足記念イベントで、書評ブロガーの鹿田さんと勉子さんに本の選び方や読み方を聞けるコーナーがあった。
「なるほど!」と思える内容だったので、そこを中心に今回のイベント内容をまとめてみた。
(ちなみにtwitterのハッシュタグは #0306d21)
本を選ぶ時のポイント
- 人のオススメを買う(勉子さん)
- 自分に合った目利きの人を何人か見つけ、ブログでチェック
- そこで紹介されている中で、いいなと思った本を買う
- 本屋さんでの偶然の出逢いを大切にする(勉子さん)
- アマゾンでは出逢えない本がある
- 必要と思ったことが3か所以上あれば買う
- 気に入った著者を深ぼりする(鹿田さん)
- 例えば、勝間さんを気に入れば、勝間さんの出した本を全部読むとか
- 鹿田さんは中谷さんが好きだったので、全部読んだらしい
- 編集者で選ぶ(鹿田さん)
- ディスカヴァーの本は、本の後ろに編集者が書いてあるから可能
- 気に入った編集者の本を探して読む
読み方のポイント
- 重要度のレベルを記しておく(勉子さん)
- 後で読み返す前提で、以下のように三段階で印をつけると、後からどこが重要なのかわかる
- 重要なところは、マーカー
- もっと重要なところは、上に付箋
- さらに重要なところは、横に付箋
- 後で読み返す前提で、以下のように三段階で印をつけると、後からどこが重要なのかわかる
- 眠る前に読む(勉子さん)
- 復習するために寝る前に読む
- なかなか読む時間がとれないので、通勤時間や寝る前など、読書の時間を決めておく
- 寝る前に読むと、記憶しやすい
- 毎日、寝る前に15分〜30分くらい読む習慣がある
- 復習するために寝る前に読む
- PREP読書術で読む(鹿田さん)
- ビジネス書は、基本的に以下のフレームワークで書かれている
- Point(ポイント)
- Reason(理由)
- Episode(エピソード)
- Point(ポイント)
- ポイントを重点的に記録していくことで、そのジャンルの変わらない原則を知ることができる。
- 参考:大事なことはすべて記録しなさい
- ビジネス書は、基本的に以下のフレームワークで書かれている
読んだ後の行動へのつなげ方
- いいと思ったことはすぐにやる(勉子さん)
- やってみてよくなかったらやめればよい
- 特にノウハウ系の本は、読んだだけでは意味がない
- 実際に行動に移すために、ToDoリストに書き出して、それをこなしていく
- 例えば、無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法を読んだ時、ノートPCを購入、マインドマップ、フォトリーディング、親指シフト、オーディオブック、ブログを実践した。
- 実践することで、本の知識を自分の経験にかえることができる
- エッセンスをまとめて持ち歩く(鹿田さん)
- 本を読んで線を引いても忘れてしまうので、PC、ノート、メモ帳などに書いて、忘れないように見直す仕組みを作る
- 例えば、ノートに書いて持ち歩いて読み返すようにすると、身につく
- メモなどが溜まって消化できなくなったら捨てる(参考:減らす技術 The Power of LESS)
- 学びをすぐに実践できる場で試してみる(鹿田さん)
- ニーチェの言葉に、「始めるから始まる」という言葉がある
- 始める時は危険だけど、それを乗り越えなければ何も生み出せない
オススメ書籍
- 勉子さん
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 20人 クリック: 312回
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- 作者: スティービー・クレオ・ダービック,干場弓子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2006/11/20
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 19回
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- 鹿田さん
- 作者: マダム・ホー
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/01/13
- メディア: 新書
- 購入: 6人 クリック: 178回
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ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
- 作者: 横田尚哉
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 24人 クリック: 257回
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著者の横田尚哉さんが、本日(2010年3月7日)の情熱大陸に出演予定。
Q&A
- ブログ一つ書くのにどのくらい時間がかかるか?
- 勉子さん:4時間くらい
- 鹿田さん:3年前は3時間くらい。今は1時間くらい。
- アウトプットする時間を作るために工夫していることは?
- 勉子さん:複数の日にわけて、少しずつ進める
- アウトプットがインプットに追いつかないがどうすればいいか?
- 鹿田さん:インプットを減らし、アウトプットに時間を使う
感想
本の読み方に関しては、本の選び方から活かし方まで、読書ライフで迷うポイントを書評ブロガーの方が回答して下さり、参考になった。
自分自身も似たような方法を実践していて、本を選ぶ時は、書店で目にとまった本か、書評ブロガーのsmoothさんと橋元大也さんと小飼弾さんをチェックして、気になった本があったら読むようにしていた(今回のイベントを機に、鹿田さんと勉子さんもチェックしようと思う)。
読み方も、後で読み返したい部分は上の端を折り、実践に移したい部分は右下の端を折るようにして、印をつけている。また、ラインも引くようにしていて、一回目は赤、二回目は青、三回目は黒で引いている。そうすると、重要なところと重要度が一目瞭然になる。当然、ラインが多いところが重要で、黒いラインほど重要になる。
しかし、実践というところはあまり徹底できていないこともあり、しかもそこが一番重要だと思うので、今回学んだ実践に移すための工夫を取り入れて、今後より質の高い読書を行っていきたいと思う。
イベント全体としては、最初にディスカヴァーの歴史の紹介があり、今まで出版された本を知ることができて面白かった。また、ディスカヴァーの大ファンという、masaさんが笑いの要素を盛り込んだ素晴らしいプレゼンをして下さった。ディスカヴァーの本を通したご自身の成長について、心技体という3つの軸で話を展開されていて、参考になったし楽しかった。6人グループになって、各人が持ってきた本を紹介し合うという企画もあり、このイベントに参加しなければ知り合うことがなかったであろう人と知り合い、お話ができて、刺激を受けた。
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)の著者の美崎栄一郎さんが、ディスカヴァーのロゴを入れたチロルチョコを作って持ってきて下さるというサプライズプレゼントがあり、最初から心あたたまる感じがしてよかった。こういう発想をして、実行出来る人ってほんとにすごいなぁと思う。
また、ディスカヴァーが素晴らしい会社だというのを感じた。
寒い中、外に案内の人が立っていてくれて、ホスピタリティを感じ、またセミナーが始まる前に会社で作った面白ムービーを流していてすごく仲よさそうな感じが伝わってきた。
最後の質疑応答で、出版社の営業の人のモチベーションが高いことに驚くが、そのモチベーションはどこからわくのか、という質問に対し、若手の営業の方が、著者の想いの詰まった本を一人でも多くの読者に届けたいこと、書店では売れないと利益がでないので、一冊でも本を売り上げるために一緒に盛り上げたいから、ということを仰っていて、志の高さが素晴らしいと感じた。
また、ディスカヴァーという社名に込められた想いも素晴らしく、Dis+Cover=覆いをはずす、つまり、視点を変えて、覆いを外し、それまで気付かれずに在ったものを発見することで、事業は出版事業だけに限定されるものではなく、広く社会に貢献していけることをやっていくと社長の干場さんがおっしゃっていたのが、私が勤めているライブレボリューションの価値観と似ていてすごく共感した。
今まで、出版社を気にして本を買うことはなかったけど、今後は出版社にも注目して本を見てみようと思う。
このようなイベントを開いてくださったことに感謝。またこういうイベントがあったら参加したいと思った。また、一冊の本と出逢えるまでに、多くの人の努力や想いがあることを実感できて、改めて感謝したいと思った。
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